空室原因(選ばれない理由)
賃貸家賃が下がるだけでなく、入居率の低下で空室期間が長くなり『頭が痛い』と感じていらっしゃる賃貸マンション・アパートのオーナー様は多いのではないでしょうか?
『いつも退去後にすぐ決まって満室』なんて言う大家さんも実際いますが、賃貸マンション・アパートの空室率はHOME,Sのデータを見ると全国平均で19%、埼玉平均18.4%、東京平均14.5%となっているようです。
市区町村別でみると空室率の高い所は東京では千代田区36.5%、目黒区28.2%、埼玉では秩父市35.6%となっています。
このような状況下、空室の悩みを解決するのに役立ちそうな情報をまとめてみました。ぜひ、オーナー様の所有している物件に当てはめて取り入れてみてはいかがでしょうか?
まずは空室原因(選ばれない理由)として考えられていることや世に出回っている空室対策案としての情報を私なりに、簡単にまとめてみました。
今回まずは空室原因(内見者に選ばれない理由)や空室原因(退去し空室になった原因)として考えられていることを簡単にまとめました。
空室になる部屋とそうでない部屋の違いは?
選ばない理由は人それぞれですが、よく言われている理由を書き上げてみると
利便性が悪い(駅まで遠い・近くにバス停がない)
学校、病院、銀行、スーパー等が遠い
間取りが悪い
建物が古い
建物の外観が汚れている
廊下、階段等共用部が汚れている
郵便受け周りにチラシが散乱している
設備が古い
エレベーターが無い
日当たりが悪い
騒音がする
室内が変な匂いがする(タバコや排水トラップの水枯れ等)
家賃が高い
近所に変な人がいる
大家さんがうるさい
虫の死骸が落ちていた
駐車場がない
自転車置き場がない
ごみ置き場が汚い
アパート名が古臭い
セキュリティー不足
収納が足りない
インターネットが出来ない
トイレと風呂が一緒(3点ユニットバス)
隣や上下階の部屋の音がうるさい
電灯が切れて廊下が暗くなっている
部屋が暗い
部屋のイメージが他の競合物件と変わらない
壁やドアに掲示物を直接貼っている(専用の掲示板がない)
室内に洗濯機置き場がない
和室が多い
などなど…
私自身の経験でも今まで3回ほど賃貸に住んだ経験がありますが、内見時にチラシが散乱していたマンションを見に行ったことがあります(20年ほど前)、その時は部屋の中も見づに帰ってきました。若いころはちょっと自慢できる所に住みたいとまでは言いませんが、『こんなところに住んでるの?』と思われるようなかっこ悪い所には住みたくはないものです。
また、先日工事に入った1ルームアパートの現場で、お隣さんが廊下に植木を置いたり洗濯物を干したりしている所がありました。会ってお話をすると、とても気さくでよい人なのですが、内見に来た人がその光景を見たらやはり入居が決まらない原因になることも予想されます。
ですからいくらきちんと原状回復工事をして部屋をきれいにしても、内見者は室内を見る前に『ここは嫌だな』と判断してしまうケースも少なくありません。『住む気がしない』といった要因は出来るかぎり改善していきたいものですね。
次回以降は空室対策についてお話したいと思います。
2015年10月9日 8:48 AM | カテゴリー: アクセントクロス 空室対策